【完結】モンスター撲滅委員会
わざと。
わざと、カイくんは冷たい言い方をする。
それがカイくんの優しさでもあるって
わたしは知っている。
「妹が。いたんだって」
…………?
「生きていれば。キミくらいだった」
「え……」
「つっちーの妹は。親に殺された」
――――!
「拷問殺人するくらいなら。ポンポン子供産むなって感じだよねえ」
「ごうもん……さつじん?」
「虐待死。つっちーには悪いけど。僕は、その手の怪物。……特に大嫌い」
土屋さんに
そんな……そんな過去が……。
「子供たちの面倒見、妙にいいでしょ。重ねてんだね、きっと」
妹さんと……。
「つっちーは後悔してる。守れなかったこと。自分を責めてるんだ」
「土屋さんは、なんにも悪くない」
「そうさ。無力だった。当時のつっちーは自分が生きるので精一杯だった。力がなかった。知恵も」