【完結】モンスター撲滅委員会
だったら、なおさらのこと
カイくんから土屋さんの話が聞けてよかった。
土屋さんのことをもっと知ることができ
土屋さんを想うカイくんの気持ちも、伝わってきた。
タイプのちがう2人だけれど
きっと、共通の“強い想い”があって
一緒に戦っているんだ。
「まあ。ぜーんぶ、嘘だけど」
「え?」
「ママの過去。実は僕の創作――って言ったら。どうする?」
作り話だったら、どれだけいいか。
「ごめん。今のは、言っちダメなイジワルだったね」
泣きそうになったわたしの頭に
ポン、と大きな手を置いてくるカイくんが
「ほんとは迷ったんだよ? こんな話するのは。キミみたいな子には、永遠に知ってもらいたくないもので。だけど知らないまま大人になって欲しくもないんだ」
とても優しい声で語りかけてくれるものだから
わたしは、涙をこらえるのが大変だった。