【完結】モンスター撲滅委員会

「そんなこと言っても。いち個人ができることなんて、本当に限られている。たった1人助けられても、999人は見殺しにしているとしたら。1000人見殺しにしてんのと、実質変わんない」

「だったら。どうしてモンスター退治、するんですか」


まっすぐにカイくんを見つめてみる。

カイくんの表情には少しも変化がみられない。


「自分のしていることに意味があるって思うから。続けてるんですよね」

「さあ」

「言ったじゃないですか。……いつか、わかるって。そうする意義が」

「僕はとても嘘つきな男だよ。そよちゃん。今だって、単純に足手まといだからキミを置いていきたいだけかもよ?」

「それでもついて行きます」


逃げないって、決めた。

あのときみたいに。

流されるままに万引きをしようとした自分には戻りたくない。


「へえ。強くなったねえ。キミも」


誰のせいだと思ってるんですか。
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