【完結】モンスター撲滅委員会
「嬉しくなったの。タクミくんて、表情豊かな子だよね」
よかった。
この子が、褒めるところしかない子じゃなくて。
「いい子にならなくって、いいんだよ?」
わたしの言葉に、タクミくんが冷たく言い放つ。
「なに言ってるの。オトナはみんな――子供には“手のかからない、いい子”であって欲しいものでしょ」
「そんなことないよ。ほら。手のかかるこほど可愛いとかいう言葉もあるし」
「だったらボクは。少しも可愛くない子だね」
「そういうつもりで言ったんじゃ……」
「いいよ。とっくに自覚してるから。ボクは愛されてなんてないって」