【完結】モンスター撲滅委員会
タクミくんがわたしに背を向ける。
うちに帰るのだろう。
「……今日は。『@ほーむ』には、行かないの?」
「毎日通ったら。さすがに迷惑だろ」
お金が払えないことを躊躇っているのかな。
だとしたら、そんな気なんて使わなくていいのに。
いつでも行っていいのに。
「遠慮なんかしなくていいんだよ」
「あんた。あの店の何?」
「え……」
「関係者でもないのに。部外者がそういうこと言っていいわけ」
――――部外者
「ボクは。イラナイ客だ」
「それはちがう。タクミくんに、お腹いっぱいご飯食べて欲しいって……きっと、あのお店の人はみんなそう思ってる」
「へえ。他人の気持ちなんてわかんの。鈍そうなあんたに」