【完結】モンスター撲滅委員会


「ちなみに。父方の祖父母は、つぐみちゃんを欲しがっていた」

「……え?」

「跡取りにするためだけに」

「だけ……って」


その言い方じゃ、そこに、愛情なんてないみたい。


「もちろん、諦めてもらったけど」


つぐみちゃんのことを安心して任せられるのは

母方の祖父母だったんですね?


「世間にさらされたら恥ずかしい息子の写真とか、息子夫婦の闇についての動画、たんまりプレゼントしておいた」


ちゃっかり用意していたんですね。

……相手の弱みになるものを。


「今頃震えてんじゃないかな」


カイくんたちは

つぐみちゃんと出会った冬から

……もしかしたら、それよりも前から

種を撒いていた。

下準備に時間をかけていた。


つぐみちゃんが、また、大人に利用されないために。

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