【完結】モンスター撲滅委員会


優しい返事が、返ってきた。


「……ずっと」

「そうさ」

「わたしが、イジメられてること。どうして知ってたんですか」


また、質問しちゃった。

あまりにも優しい声で答えてくれたから。


「気づいた」

「……どこから、見てたんですか」


カイくんは、なにも答えない。


「わたしがこの街に転校してきたの。お母さんが亡くなったからじゃ、ないですか」

「そうだね」

「わたしは近くに頼れる親戚がいなかったから、遠縁の親戚を頼って、ここで暮らしてるじゃないですか」

「うん」

「……そうやって話してないこと、当たり前のように知ってるじゃないですか。カイくんて」

「知ってるね」
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