【完結】モンスター撲滅委員会
「"ある"」
「!」
「……って言ったら。どうするの」
――――!
「僕の見たこと。すべて。聞かせて欲しいわけ?」
自分のことなのにわからない、というのは
とても不安だ。
「思い出さなきゃいけない気がするんです」
「なぜ」
「……わかりません」
「好奇心は猫をも殺す」
「……?」
「解離性健忘って聞いたことない?」
――――カイリセイケンボウ
「ない……です」
「強いショック状態に陥ったとき。人は、記憶を失うことがある。それは一時的なものだったり。長期に渡ったりね」
「わたしの記憶喪失が。それだってことですか」
「さあ」
カイくんの現れるところには
いつだって、怪物がいる。
「……わたし。もしかして。昔、どこかで怪物に遭遇していたんですか」
「思い出すと。辛い思い出かもよ」
やっぱりカイくんは、
なにか知ってるの?
「カイくんが、わたしをそばに置いてくれているのは。記憶がないことと……関係してるんですか」