はじめての恋。
2.




それなりに、大きい大学だからすぐに会えるわけなく…咲良ちゃんは、残念そうだった。




でも、

咲良ちゃんの行動力には驚かせた。




入学式の時に、初対面の私に話しかけてくれたあの日くらいの衝撃を受けた。



「今度、飲んでくる」

と、

報告を受けたのはあれから2ヶ月後の事。





『まじ?咲良ちゃん凄い』

「3年生みたいで、先輩なんだけど…凄い優しくて、話せば話すほど惹かれる」





そう話している咲良ちゃんは完全に女の子だった。

話している咲良ちゃんが可愛くて、いくらでも見てられた。




『応援してるね』

「私の次は凛が頑張る番だよ」

『え、ぅん』



と、

またまた生返事でそろそろ咲良ちゃんに怒られそう。









私は呑気に、大学生活を送っているけど…咲良ちゃんはちゃんと青春していて凄いなって思う。




私は、このまま呑気なままで終わる気配しか感じられない。



でも、

私は友達と楽しく終われればいいな。





その考えも、咲良ちゃんからしたら呑気なんだろうけど…





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