はじめての恋。





咲良ちゃんの提案で海くんや海くんの友達を含めてみんなで一緒にお昼を食べる事になった。






変に緊張してたのが伝わったのか、



「名前なんだっけ?」

と、

話しかけてくれたけど…




それさえも緊張してしまった。





彼氏を作る前に男の人と話す練習をしないとヤバいかもしれない…





『凛です』

「俺は、凌久(りく)です」

『よろしくお願いします』

「よろしくね」




凌久先輩は色々な人をたくさん紹介してくれたけど… 凌久先輩が一番話しかけてくれて気を遣ってくれていた。




気を使わせてすみません。




色々な人を紹介してくれたけど、人の名前を覚えるのが苦手で…


それに、

緊張していたのもあって、お弁当を食べ終わった頃には、記憶がない。





咲良ちゃんと2人になった時に、


『緊張した』

と、

話すと笑われた。





「何の話してたの?」

『ほとんど覚えてない』

「それじゃ、彼氏作り以前の問題じゃん」

『私は咲良ちゃんでいいや』

「何言っちゃってるの」


と、

またまた笑われた…





私の彼氏作りは程遠いです…





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