はじめての恋。



結局あれから、帰るまで凌久くんの腕の中で過ごした。




離してくれず、

けど、離れたくない自分もいて…



何だかんだ、落ち着いていてあっという間に時間が過ぎていった。






『何のバイトしてるの?』

「居酒屋」

『大人だね』

「そう?凛が20歳になったら一緒に飲みに行こうな」

『うん』




この後、バイトなのに駅まで送ってくれた。

優しくて、何か申し訳なくなる。





改札口でバイバイしたけど、2日間一緒にいたからか離れた瞬間の寂しさは半端なかった。





それに、

繋いでる手がない違和感。



自分が、おかしくなっているような感覚だった。




< 79 / 254 >

この作品をシェア

pagetop