君を愛する資格。


すると「あっ!」と思い出したように隆也が大きい目を
見開いて言った



「そういえば、隣のクラスに転校生来たらしいぜ。
男の、しかもイケメン!」



なんだ可愛い女の子じゃないのか、と肩をすくめたが

実際転校生にはあまり興味がなかった



「俺とどっちがかっこいい?」



顔なんてどうでもいいけど、場を冷めさせるのも嫌だし

冗談と自過剰を交えて会話を続けた



< 7 / 19 >

この作品をシェア

pagetop