癒しの君と炎の王~炎の王は癒しの娘を溺愛中~
「ソフィア様、私は、ロエル様とソフィア様はとてもお似合いだと思います!」

「でも、身分が…。好きになってはいけない方だわ。」

「身分なんて気にしなくていいですよ。魔力の遺伝は血が遠ければ遠いほど良いとか。確か先代の女王様も平民の出でしたよ。ソフィア様、ご自分の気持ちに素直に生きてください。」

「ありがとう。アン。でも…」

と、言いかけたところでノックの音が。

コンコンコン。

「どうぞ」

扉を開けて入ってきたのはロエルだった。

先程までロエルのことを話していたので、真っ赤になるソフィア。

「食事は終わってる?」

「終わっております。」

と、アンが答えた。

「ソフィア、今から庭園に行かないか?」

「え?」

ソフィアが昨日の今日で戸惑っていると、

「すぐにご用意致します。」

と、アンが答え、クローゼットから、ショールを取り出すと、ソフィアの肩に掛けながら、

「朝はまだ外は冷えますので。」

と言った後、

「頑張ってくださいね。」

と、こっそり耳打ちした。

その言葉を聞いてまたソフィアは赤面した。
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