COSMOS
「私、今佐伯さんと接してみて分かったことがあります。佐伯さんは...友達思いっす。

私が真壁さんの髪を掴んだ時、先輩相手に怯まず罵声を放ちました。それは素晴らしいことっす。

友達を守りたいって気持ちが強いんすね。例えそれが、自分を守ることに繋がるとしても、それでも素晴らしいことだと思います。

普通に尊敬っすね」


友達、

イコール、

自分を信頼してくれる人、

自分の仲間、

大切な人。

そう思っているから、助けたくなる。

自分を肯定する、自分を認めて関係を結んでくれた人だから、自分を犠牲にしても守りたくなる。

その気持ちは...なんとなく、分かる。

私は、ゆっくりと口を開いた。


「真壁さん、服部さん」

「はい...」

「2人にお聞きします。あなた方は佐伯さんの友達っすか?」


この答えが......

きっと......

光に繋がる。

私は息を飲んで、その時を待った。

< 75 / 731 >

この作品をシェア

pagetop