半妖の狐耳付きあやかし令嬢の婚約事情 ~いずれ王子(最強魔法使い)に婚約破棄をつきつけます!~
「養子縁組があるけど、血は絶えてしまうわけでしょう?」
自由にしていいと、父のツヴァイツァーは言っていた。けれど家を継ぐとしたのなら、本当は婿を迎えた方がよかったりするのだろうか?
するとアサギが、狐っぽい笑顔をにこっと浮かべて言う。
「結婚は、姫様の自由ですよ。望むようにレイド伯爵家を継いで、ゆくゆく養子を取って、次の伯爵を育てるのでも全然オーケーです。俺達の時間は、とても長いですからね。姫様が『守れ』というのなら、姫様が去った後も、妖怪国の領地の者達が引き続き守るでしょう」
なるほど、未婚で爵位を継ぐのは問題ない、と。
リリアが今一度思い返していると、アサギが軽く笑った。
「領主になったら、そもそも結婚の義務から外れます」
「えっ、そうなの?」
「姫様が継ぐとしたら、外から婿入りしてもらうしか、選択肢がなくなりますからね」
「あ、そうか」
そうすると、とくに第二王子なんてもってのほかだ。王家を出て、伯爵一族に下るなんて、考えられないご身分の人である。他も同様だろう。
自由にしていいと、父のツヴァイツァーは言っていた。けれど家を継ぐとしたのなら、本当は婿を迎えた方がよかったりするのだろうか?
するとアサギが、狐っぽい笑顔をにこっと浮かべて言う。
「結婚は、姫様の自由ですよ。望むようにレイド伯爵家を継いで、ゆくゆく養子を取って、次の伯爵を育てるのでも全然オーケーです。俺達の時間は、とても長いですからね。姫様が『守れ』というのなら、姫様が去った後も、妖怪国の領地の者達が引き続き守るでしょう」
なるほど、未婚で爵位を継ぐのは問題ない、と。
リリアが今一度思い返していると、アサギが軽く笑った。
「領主になったら、そもそも結婚の義務から外れます」
「えっ、そうなの?」
「姫様が継ぐとしたら、外から婿入りしてもらうしか、選択肢がなくなりますからね」
「あ、そうか」
そうすると、とくに第二王子なんてもってのほかだ。王家を出て、伯爵一族に下るなんて、考えられないご身分の人である。他も同様だろう。