独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。



グッとリボンをつかまれて、今にもカッとなって手をあげられそうな状態。


「しかも幼なじみくんともそんなうまくいってないんでしょ〜?あなたが一方的に付きまとってるから、仕方なくそばにいてもらってるんでしょ?」


「えぇ〜、そうなの?幼なじみくん可哀想〜。早く解放してあげたらいいのにね」


「ほんとそれ〜。幼なじみくんもこんな子を相手にして疲れるだろうね〜。おまけに他の男にも手出してるとか、ほんとあざといよね〜」



言いたい放題。


瑞月くんとのことまで言われて、さらに傷口をえぐられてる気分。


瑞月くんがわたしのそばにいるのは幼なじみだからっていうレッテルは、いつまでたってもはがれない。


ドッと虚しさに襲われて、悲しいわけでもないのに涙がジワッとたまってくる。


あぁ、やだ。

ここで泣いたらまたいろいろ言われる。


でも、涙は自分の意思じゃうまくコントロールできない。

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