独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
「ふーん。よくもそんな嘘が言えるね」
「えっ、嘘ってそんな……」
「キミたちがあまりにひどい罵り方をしても言い返さずに怒らずにグッと我慢してる陽依ちゃんのほうが何倍も大人で素敵な女の子だって僕は思うけどね」
まるで、いままでの光景をぜんぶ見ていたかのような話し方。
「だいたいさ、後輩1人に対して先輩3人で囲って罵って何が楽しいの?ただの僻みと妬みでしょ。文句あるなら陽依ちゃんじゃなくて僕に言ったらどう?」
「べ、別にそんなわけじゃ……」
「それと、平気でそうやって僕の前だけで嘘並べてるところもさ。キミたちのほうがよっぽどやってることサイテーだと思うけどね」
「っ、」
「何かあるなら僕に言いなよ?」
いつも温厚で、滅多に怒ったりしない月希先輩が、さっきわたしがやられたみたいに女の先輩のリボンをグッとつかんでる。