独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
「……どーしたの。急にそんな不安そうな顔して」
わたしの異変に気づいた瑞月くんは、ピタッと動きを止めた。
おまけに優しいモード発動で、身体を起こして包み込むようにわたしを抱きしめてくれる。
「……何かあった?そんなに俺に触れられるの嫌だった?」
声には出さずに、首をフルフル横に振る。
すると、瑞月くんの大きな手が後頭部に回って、優しく頭をポンポン撫でてくれる。
別にね、こんなこと思うの初めてじゃないよ。
だって、幼なじみとしてでもいいから、瑞月くんのそばにいたいって思ったのはわたしの意思。
じっさい、瑞月くんに好きって伝えることなんかできないわけで。
それはただ単に、伝えたことで幼なじみの関係すら終わってしまうのが嫌だから。
彼女になれる可能性はきっと、他の女の子よりもグーンと低い。