独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
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波乱のお昼休みが終わり、午後の授業もすべて終わった放課後。
月希先輩が去っていってから、瑞月くんはひとことも何も発しなかった。
ただ、機嫌悪くて怒ってるのはたしか。
だって、わたしが話しかけてもそっけないし、午後の授業は教室を抜け出してサボってるし。
放課後になった今も瑞月くんの姿は見当たらない。
いつもなら一緒に帰るのに、今日はそれすらも嫌ってことなのかな。
これは相当ご機嫌をもとに戻すのが難しそう。
「はぁ……」
「陽依ちゃんも大変だね。瑞月みたいな厄介な幼なじみ扱うの」
「うぇっ、天木くん……!」
ボケッとしてたら、机の横に天木くんの姿あり。
「ははっ、そんなに驚く?気になる?瑞月がどこにいるのか」
「気になる……けど」
「昼休みからあからさまに機嫌悪かったもんね」
「うっ……やっぱり怒ってるのかな」