遠い記憶
俺の実家は、食堂をやっていた。

俺も弟の良介も、中学くらいから時々店の手伝いをしていた。

近くに 合気道を教えてる鈴木道場へは、小学生になってから良介と2人で通ってた。

良介と道場の息子の栄太君は、同級生。

合気道がない日は、良介を誘いに栄太くんと他の友達は、ウチまで来て空き地でサッカーする仲間だった。

あの2人は、本当に気が合うみたいで高校生になっても、つるんでいた。
< 12 / 134 >

この作品をシェア

pagetop