【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます


二人が知り合いだってことは、今知ったけれど。


「何って、買い物? ママに頼まれたから」


歩く度に揺れるその動きを、私はただただ見ているだけで……。


「ふーん」


「ふーんって。変わんないねぇー、その態度。学校ではあんまり声かけないようにしてるんだから、たまにはもっと違う反応するかと思ったのに」


残念、なんて言いながら、コートの袖を口に当ててクスクス笑った。


「声かけるとかかけないとか好きにすればいいよ」


「そ? でも律はどうせ寝てるじゃん?」


「寝てる」


「でしょう? 今までも寝起きは特に頭働かないし、機嫌よくないからやめとく」
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