【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます
「今からこんなんじゃ、キスのその先なんてもたないんじゃない?」
「っ、」
芽衣が反論しようとしたから、キスで塞いだ。
文句なんてあとでいくらでも聞いてあげる。
そもそも下着の色だとか言ってるけど、お前はその前に心の準備が先だろ。
吐息混じりに俺の名前を呼ぶ芽衣の表情がたまんなくて、ブラウスのリボンに指を通してほどいた。
その直後──
「律くん……っ! 大変!」
突然、芽衣が大きな声を出して俺の動きを止める。
「……なに?」
「あのね、お母さんがね!」
「……」
嘘だろ……。
ベットに押し倒されてるってのに、ここでお母さんとか言うか……?