【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます


「いつお泊まりに来ますかって! 聞いてきなさいって言われてたのを思い出したの!」


「……は?」


確かに三送会の帰り道でそんなこと言われたけど。

もしかして俺に聞きたいことのひとつってこれ?


「今じゃなきゃダメ?」


お前、俺に押し倒されてんだよ?


「うん! 忘れたらまたお母さんに、次の恋も出来ないわよ!って言われちゃうかもしれないから!」


お前の頭ん中、本当読めない……。

しかも、自分のブラウスのリボンがほどかれてることも気づいてない。


「律くん! いつがいいかな?」


上目遣いで俺を見上げて首を傾げる。

どこまでも無自覚で、底なしにタチが悪い。


嫌がらせ以外のなにものでもない可愛さを振りまいて、俺を乱してくる。


「いつでもいい」


で、俺は完全にお前のペースに持ってかれる。
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