南の島のクリスマス(十年目のラブレター)
「時間ってね、結構便利なものよ。人間の脳も。」
チーフの優しい声と
ホッとするような話し方で
1日以上は眠れなかった
疲れた身体と心が
眠ることを欲していたのか
次第に意識がまた准のところへ急ぎたがる。
「時間が経つと人間の脳ってものは、自分にとって都合がいいことや楽しかったことだけをコピーして辛かったことを書き換えようとするんだって。」
「それでね…」
ーー眠ったみたいね…
ーーいつか忘れられる日が来るから…
ーー頑張ろ…
チーフの優しい声と
ホッとするような話し方で
1日以上は眠れなかった
疲れた身体と心が
眠ることを欲していたのか
次第に意識がまた准のところへ急ぎたがる。
「時間が経つと人間の脳ってものは、自分にとって都合がいいことや楽しかったことだけをコピーして辛かったことを書き換えようとするんだって。」
「それでね…」
ーー眠ったみたいね…
ーーいつか忘れられる日が来るから…
ーー頑張ろ…