もふもふになっちゃった私ののんびり生活
この一か月で、最初は何もしなくても歩くだけでぷるぷる震えてヨタヨタしか歩けなかった脚も、まだ走ると転んでしまうが大分しっかりとしてきた。
でも、不思議なことに毎日果実でも栄養はしっかりととれているように思えるし、別に肉が食べたいという気持ちもない。
まあ、本当に自分が犬なのかどうかも分からないし、食事が果物でいいなら、その方が気が楽だしいいか。とりあえずここの果実が全部無くなる前に、他の食べられる物がある場所を探さないとな。
スローライフはいわば自給自足の生活だ。畑を耕す訳でもないし、食べ物を探すくらいは仕方ないのだろう。
ふう。とため息をつくと、今日は二回目の昼寝を諦めて、今まで行ったことがない方向へとくんくんと匂いを嗅ぎながら歩き出した。
しばらく行くと、果実の匂いも匂わなくなり、草木の青い匂いだけになる。
「キャウッ!?」
ふんふん、と藪の中に鼻を突きいれた時、ふいに鼻に何かが当たってビックリして声を上げて尻もちをついてしまった。
ぷるぷると頭を振って鼻に残る感触を追い出すと、恐る恐る今度は慎重に藪の中へともう一度鼻から突っ込んでみると。
「キュウゥゥゥーーーンッ……」
そこで目に入った光景に、今度はお尻からじりじりと下がってしまった。その際、無意識に尻尾が足の間に入っていたので、成程、これが本能か、と現実逃避をしてみる。
でも、不思議なことに毎日果実でも栄養はしっかりととれているように思えるし、別に肉が食べたいという気持ちもない。
まあ、本当に自分が犬なのかどうかも分からないし、食事が果物でいいなら、その方が気が楽だしいいか。とりあえずここの果実が全部無くなる前に、他の食べられる物がある場所を探さないとな。
スローライフはいわば自給自足の生活だ。畑を耕す訳でもないし、食べ物を探すくらいは仕方ないのだろう。
ふう。とため息をつくと、今日は二回目の昼寝を諦めて、今まで行ったことがない方向へとくんくんと匂いを嗅ぎながら歩き出した。
しばらく行くと、果実の匂いも匂わなくなり、草木の青い匂いだけになる。
「キャウッ!?」
ふんふん、と藪の中に鼻を突きいれた時、ふいに鼻に何かが当たってビックリして声を上げて尻もちをついてしまった。
ぷるぷると頭を振って鼻に残る感触を追い出すと、恐る恐る今度は慎重に藪の中へともう一度鼻から突っ込んでみると。
「キュウゥゥゥーーーンッ……」
そこで目に入った光景に、今度はお尻からじりじりと下がってしまった。その際、無意識に尻尾が足の間に入っていたので、成程、これが本能か、と現実逃避をしてみる。