【完】イミテーション・シンデレラ
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グループを卒業してから、数日オフを貰っていた。
連休自体久しぶり。ここ数年はほぼオフがない状態で、仕事ばかりだった。
だから突然の休日はどうやって使っていいか分からずに、ボーっとして過ごす羽目になった。
家に居ても、テレビをつけっぱなしにしたまま携帯を弄り、する事がない。 いかにここ数年仕事しかしていなかったか。
持て余した時間の潰し方さえ分からない。
昴からは何回か連絡が着た。 普通の内容ばかり。いつも通りの何気ない会話。あの夜の事は一切触れてこないから、意地ばかり張ってこっちからは何も言っていない。
「はぁーーーーーー…」
「ちょっと岬、何よそのわざとらしいため息は…」
「ん~…別にぃ…はぁーーーー…」
「それにあんた!すっごいクマ!
せっかく久しぶりのオフだったのに遊び歩いてたんじゃないの?!
ゆっくり休みなさいよ!」