東京ルミナスピラー
人混みに紛れて気付かなかったけど、爛鬼と遊鬼も大和さんの近くにいる。


鬼なのに適応能力が凄いな。


「爛鬼に遊鬼も頼むで。キングを守るにはお前らの力も必要や」


「あぁん。任せておくれよ大将。私は大将の為ならどんなことだってするつもりさ。私達を助けてくれた恩は一生忘れないつもりさ」


遊鬼が大和さんの腕に頬を寄せて、艶やかな表情を見せている。


なんか……まあ、そういうのも別にいいと思うよ?


その後ろで悔しそうにハンカチを噛んでいる爛鬼がいるけど。


しばらくすると、浅草橋駅の方から灯に似た女性がポーンの群れを引き連れてやって来た。


落ちた線路を飛び越して、宗司の元に走って来た沙也香。


「なに!? どうなってるの!? 篠田との戦争は……こいつ、宗司が言ってた幼馴染みの子だよね!?」


「戦いながら説明してやるよ! バベルの塔の方を向いているやつは全員味方だ! わかったな!」


まるで波のように、大量のポーンとナイトがこちらに向かって押し寄せる。


未だかつてこれほどの大規模戦闘はなかった。


全ての軍が押し寄せるポーン達との戦闘に突入するのだ。


「ええか! ワシらの背後に道はない! 勝利も栄光も、前にしかないんや! この街の歴史に名を刻め! これが真の聖戦や!」
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