東京ルミナスピラー
美空ちゃんの声が頭の中に響いて、とりあえずは全軍のキングを守る体制が出来上がったというのを理解した。


『南軍からも伊良さん達を援軍に向かわせた。だがすまない。このポーンの数だ、これ以上は人員を割くことが出来ない』


『北軍も手一杯だねぇ。こっちはまだ、守りやすい場所にキングがあるからどうにかなりそうだけど、この波はいつまで続くんだ? まさか永遠に終わらないってことはないよね?』


南軍も北軍もギリギリのところで踏ん張っているという感じだ。


西軍としては「こっちは余裕だ」と言いたいところだけど、実際はジリ貧も良いとこだろう。


俺と宗司が止めていても、それ以上の数が駅の入口から中に入ってくるのだから。


『バベルの塔を見たらわかると思うが……未だに卵が降り続いとる。つまり、今のところは永遠に続くっちゅうこっちゃ。死ぬ気でやらんと、ほんまに死ぬで!』


『冗談きついね、相変わらず。永遠に戦えだって? とち狂ったことを言わないでほしいもんだよ』


本当に、狂ってると言いたくなるほどの数のポーンが押し寄せていて、全く終わりが見えない。


まるで、俺達がバベルの塔に行くのを阻んでいるかのようだ。
< 1,382 / 1,486 >

この作品をシェア

pagetop