東京ルミナスピラー
『こりゃあ……まずいで。せめて葵くんと宗司くんの代わりに守ってくれる人がおったら……ワシの弱さを恨むわ!』


絶望が次々と降ってくる。


世界の終わりを見ているかのように、とんでもない非現実が俺の目の前で繰り広げられているのだ。


「くっ! 大和さん! 俺か宗司のどっちかが残ってここで食い止めます! もう片方がバベルの塔に向かうのはどうですか!? それなら守りも何とかなるはずです!」


「しょ、正気か葵くん! 守りは何とかなるかもしれんが、一人でバベルの塔に行く言うんか!? 無茶を言うたらあかん! 何があるかわからんのやぞ!」


「だけどこのままじゃ!」


大和さんが引き留めようとする理由はわかる。


塔の外でこんな状況なんだ。


塔の中には何があるか、全くの未知なのだから心配するのも理解出来る。


「じゃあどうするよ大和さん。ポーンやナイトは余裕でも、ルークとなりゃあこっちも消耗しちまう。この物量に消耗戦を挑むのは愚策なんじゃねぇの?」


「わかっとる! わかっとるけど、圧倒的に戦力が足りんのや! ワシらで耐えるから、お前らはバベルの塔に向かえとどれだけ言いたいか! せやけど戦力が足りんのや!」
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