東京ルミナスピラー
「お前もなかなかえぐい戦い方するよな。爆弾まで使うかよ」


「宗司には負けるよ。一体何個武器を持ってるんだよ。そんなやつ、この街でも見たことないぞ」


「へへっ。伊達に『百器丸』なんて呼ばれてねぇってことだな。お前こそ、『死神』が板について来たんじゃねぇの? 人間にとっての……じゃなくて、こいつらにとってのだけどな」


話をしながら隅田川を渡り、バベルの塔の根元までやって来た。


とうとう、この白い塔に入る時が来たんだ。


近くのビルの屋上に移動し、様子を窺うが、落下している卵がここにも。


もう、この辺り一帯はどこに落ちてもおかしくないのだ。


しかもこの卵……うずくまるポーンに薄い膜が張っているだけで、それが壁や地面に接触するとそこにくっついている。


さながらここは、ポーンとナイトの工場と言った感じだ。


「……入口まで埋まってやがるな。中に入るのは、こいつらをぶっ飛ばしてからじゃないと無理そうか」


「こいつらが孵化する前に、一気に潰してしまえば後で楽になるんじゃないか? 爆弾をばら蒔いて、一気にさ」


残りはそれほどあるわけではないけど、コンビニが近くにあるから、そこで金が尽きるまで爆弾を買うか。
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