東京ルミナスピラー
「葵! 宗司! 私も行くから! ここまで来て置いてけぼりなんてさせないんだからね!」


援軍を待っていると、真っ先に駆け付けたのは夕蘭。


「マジかよ……夕蘭、お前で大丈夫なわけ? ここから先、何が起こるかわからないってのによ」


「何よその言い方! 私だって、師匠に鍛えられて強くなったんだからね! 宗司だって見てるのに、まだそんなこと言うわけ!?」


「ひぃぃっ! 勘弁勘弁! 冗談だっての!」


一人目は夕蘭。


俺達と付き合いも長く、伊良との特訓でかなり力を付けたのはわかってる。


西軍でも五本の指に入る実力者になっているはずだから、大和さんもかなり無理して送り出してくれたんだろうな。


タケさんと言い合いになって、飛び出して来た可能性もあるけど。


「葵は認めてくれるよね。私だって戦えるって」


「もちろん。夕蘭が強いのは良くわかってるから、頼りにしてるよ」


不安そうな表情で俺を見る夕蘭が、その言葉を聞いてか少し安心したような顔に変わった。


「なんだ。まだ三人しかいないのか。それなら、もう少しポーン達と戯れていても良かったのかもしれないな」
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