東京ルミナスピラー
聞き覚えのある声が頭上から聞こえ、顔を上げると見覚えのある縞柄のパンツ。


華麗に舞い降りた黒い服の女性が、長い髪を払って俺達に視線を向けた。


「出た。北軍の痴女。相変わらずパンツ丸出しで駆け回ってんの? 変わらないねぇ」


「なっ! エッチ! 変態! 私は痴女じゃない! そんなところを見るお前達がエッチなだけだ!」


なんだか妙な言い合いが起こっているけど、来てくれたのが舞桜というのは心強い。


戦場を縦横無尽に飛び回る舞桜の戦闘スタイルが、俺の戦い方に大きく影響を与えているのは間違いないから。


「おやおや、皆さんお揃いで。少々遅れましたが、どうやら取り込み中のご様子。私はもう暫く散歩でもして来ましょうか?」


この声は……大塚さん!?


「い、良いんですか? 東軍は人が少なくて大変なんじゃ……大塚さんが抜けたら、戦力も大幅にダウンするじゃないですか!?」


「ふふふ。ご心配は無用です。伊良さん達や各軍から大勢の援軍に駆け付けてくれましたからね。一番足が速い私が、葵くん達に協力する為に駆け付けたわけです」


典型的な中年体型の大塚さんが一番足が速いというのは、なんだか違和感しかないけど、実際密偵としてはこの街でトップクラスの実力者なんだよな。

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