東京ルミナスピラー
「これで五人。あと一人か」


「どうせなら拓真でも連れて来れば良かった。そうすれば私が寂しくなくて済んだのに……」


結城さんを好きって言っていたのに、いつの間にか拓真になっちゃったな。


拓真は拓真で、是松を気にかけていたみたいだし、美人なのに舞桜は報われないよな。


「もしかしたらこれだけなのかもな。どの軍もジリ貧だし、人数ピッタリ来るって思ってるのがそもそも間違いないだったかもしれねぇ」


宗司の言い分も一理ある。


五人だけど、このメンバーなら申し分ない実力だし、来るかどうかもわからない残りの一人を待つより、早く中に入った方がいいのかもしれないな。


「仕方ない。時間が経てば経つほど、残ってる人達に負担が掛かる。俺達がやるべきは、一刻も早くバベルの塔を攻略することだ。行こう」


入口のカウントを見詰め、歩き始めたその時だった。






「ふはははははっ! 待たせたなお前ら! 俺様がっ! 南軍からっ! 来てやったぜっ! 泣いて喜びやがれ!」





……嫌な予感しかしない。


こういう馬鹿なことを言うやつは……。


恐る恐る振り返って見てみると、そこには奇妙なポーズで立っている王我がいたのだ。
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