東京ルミナスピラー
〜西軍・秋葉原駅~


「葵くん! 宗司くん! 聞こえとらんのか!? 返事をせえ!」


迫るポーンにナイフを投げながら、何とかキングを死守している大和が必死に呼び掛けるが、葵達からの返事はなかった。


『こっちもダメ。繋がってはいるはずなのに、全然声が届いてないよ。何かに妨害されてるみたい』


「そか……仕方ないな。バベルの塔の中に入って、通信が途切れたって考えとくか!」


篠田に代わり、線路を守っているのは大和と沙也香、そして杉村の三人だった。


「いぃぃぃぃやっほぅぅぅぅぅい! オラオラどうした雑魚どもが! その程度でこの杉村様を倒せると思うなよ! せっかく東軍から戻って来たんだ! 遊んでくれよ! まだまだ俺は元気だぜぇぇぇっ!」


中でも杉村は、ロングソードを巧みに操り、迫り来るポーン達を次々と斬り倒して絶好調の様子。


「人を小馬鹿にする、そこそこの腕の人って宗司から聞いてたけど……なによ、思ったよりやるじゃない」


その横でポーンに銃弾を撃ち込む沙也香が、フフッと笑って杉村を見る。


「ヘイヘイヘイ! 沙也香ちゃん、俺に惚れるなよ!? だけど俺との恋愛お試しパックが今なら無料だぜ! 一度試してみるかい!?」


「あー、そういうのは間に合ってまーす」


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