東京ルミナスピラー
〜南軍・蛎殻町公園〜
ノイズがかかった黒井。
それは、ここ南軍にも現れていた。
早くから防衛線を隅田川に張り、橋を落としていた南軍は、どの軍よりもキングを守る体制が整っていたが、戦力の半分近くを占める伊良派を東軍に送ったことで、防戦に徹することしか出来なくなっていた。
そしてこの、黒井襲来である。
「昴、まさかこの黒井は……」
南軍でキングの防衛をしていた月影が、昴を一瞥して尋ねた。
「ああ、黒井だな。それも、今回の黒井じゃない。18年前の、『ビショップ』と名乗っていた黒井だ。PBTが破壊されて出て来たのかわからないけど、よりによってこいつが出て来るなんてな」
「完全な偽物……ということではなさそうですね。あなたの予想が正しければ、当時の力を持った黒井のコピー。『ヴァルハラ』で最大の障壁となった怪物ですね」
昴と月影が戦闘態勢に入っても、黒井は何も話そうとしない。
本物の黒井なら、昴の姿を見ようものなら何か言っても良いようなものなのに。
その代わりと言わんばかりに、黒井が口を開けると、口の前で凄まじい勢いで火球が大きくなり始めたのだ。
そして、それを昴達に向けて放った。
ノイズがかかった黒井。
それは、ここ南軍にも現れていた。
早くから防衛線を隅田川に張り、橋を落としていた南軍は、どの軍よりもキングを守る体制が整っていたが、戦力の半分近くを占める伊良派を東軍に送ったことで、防戦に徹することしか出来なくなっていた。
そしてこの、黒井襲来である。
「昴、まさかこの黒井は……」
南軍でキングの防衛をしていた月影が、昴を一瞥して尋ねた。
「ああ、黒井だな。それも、今回の黒井じゃない。18年前の、『ビショップ』と名乗っていた黒井だ。PBTが破壊されて出て来たのかわからないけど、よりによってこいつが出て来るなんてな」
「完全な偽物……ということではなさそうですね。あなたの予想が正しければ、当時の力を持った黒井のコピー。『ヴァルハラ』で最大の障壁となった怪物ですね」
昴と月影が戦闘態勢に入っても、黒井は何も話そうとしない。
本物の黒井なら、昴の姿を見ようものなら何か言っても良いようなものなのに。
その代わりと言わんばかりに、黒井が口を開けると、口の前で凄まじい勢いで火球が大きくなり始めたのだ。
そして、それを昴達に向けて放った。