東京ルミナスピラー
〜東軍・錦糸一丁目路地〜
ビルの外階段の一番上で、美空が周囲を見回しながらポーン達が迫っていないことを確認して、チラリと眼下の伊良を見た。
各軍からの援軍は頑張ってくれてるし、津堂によって鬼に変えられた人達の中には、PBTが破壊されたことで元に戻った人や、さらに醜い化け物に変化した者もいたが、皆、自我を取り戻していたから、この戦線に加わってくれていたのだ。
その結果、想像以上に善戦出来ていたのだが……一番の立役者、伊良と杏子は思わぬ苦戦を強いられていた。
「あの時より全然強い……そりゃあ、私は戦ってもいないけどさ。本当にヤバいってわかるよ。どうする伊良ちゃん」
「杏ちゃんがヤバいって言うなら相当なんだろうな。それにしてもこいつは黒井のコピーか何かかよ。全く……老人相手にしちゃあ、気が利きすぎてる相手じゃねぇか? あぁ?」
ハンマーを持ち、狙いを定めて黒井に投げ付けた伊良。
凄まじい勢いで回転して、黒井の頭部に直撃した瞬間、ふわりと引力が無くなったかのように足が地面から離れた。
その瞬間、湾曲した一対の剣を手にした杏子が黒井に接近し、その首に交差させた剣を滑り込ませた。
ビルの外階段の一番上で、美空が周囲を見回しながらポーン達が迫っていないことを確認して、チラリと眼下の伊良を見た。
各軍からの援軍は頑張ってくれてるし、津堂によって鬼に変えられた人達の中には、PBTが破壊されたことで元に戻った人や、さらに醜い化け物に変化した者もいたが、皆、自我を取り戻していたから、この戦線に加わってくれていたのだ。
その結果、想像以上に善戦出来ていたのだが……一番の立役者、伊良と杏子は思わぬ苦戦を強いられていた。
「あの時より全然強い……そりゃあ、私は戦ってもいないけどさ。本当にヤバいってわかるよ。どうする伊良ちゃん」
「杏ちゃんがヤバいって言うなら相当なんだろうな。それにしてもこいつは黒井のコピーか何かかよ。全く……老人相手にしちゃあ、気が利きすぎてる相手じゃねぇか? あぁ?」
ハンマーを持ち、狙いを定めて黒井に投げ付けた伊良。
凄まじい勢いで回転して、黒井の頭部に直撃した瞬間、ふわりと引力が無くなったかのように足が地面から離れた。
その瞬間、湾曲した一対の剣を手にした杏子が黒井に接近し、その首に交差させた剣を滑り込ませた。