東京ルミナスピラー
「あ、相変わらずって言うかよ……とんでもねえ強さじゃねぇか。タケさんに勝てるやつなんて存在すんのかよ……」


お調子者の杉村でさえ、篠田の圧倒的な力の前では素になってしまう。


それほどまでに篠田の力は凄まじかったが、大和はボソッと呟いた。


「確かに、力だけなら篠田さんに勝てるやつなんておらんやろうな。せやけど、それだけで決まるもんやない。せやなかったら、あの二人が『運命の少年』なんて言われるはずがないんや」


バベルの塔を見上げ、今頃その中にいるであろうと想像して、大和は目を細めた。


「おい! 何気を抜いてやがる! まだ終わってねぇぞ!」


篠田の言葉で我に返った大和が、顔を篠田に向けると……その奥、消滅したはずの黒井の膝から上が、何事も無かったかのように再生していたのだ。


「な、なんやて!? 消し去ってもあかんのかい! どういうこっちゃこりゃ!」


「俺の予想だけどよ、こいつから出てる緑の線が三本、他の所にいる黒井と繋がってんだよ。で、ダメージを受けてもそいつらとリンクして回復する……って感じか? 理屈なんて何もわかんねぇけどよ」


「三本? いやいや、伸びとるのは四本や。あと一本はどこに伸びとる言うんや?」


大和と篠田のその会話を聞いて、話に割り込んで声があった。
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