東京ルミナスピラー
「ミモザ!」


「放っておけ! どうせやつはこの戦いでは足手まといにしかならない! そんなやつの心配をしていたら、自分が足元を掬われるぞ!」


非情とも思える舞桜の言葉に反論したかったが、反論する言葉が見付からない!


ミモザが足手まといということではなく、このビショップを前に他のことに気を回す余裕なんてないと言う意味でだ。


「さて、どうしますか? 残念ながら私の知識では、これ以上のことはわかりません。まさかこれほどの化け物が塔の中に存在していたなんて……」


大塚さんがそう言うのも無理はない。


俺の中にある、二人の記憶にもビショップとの戦いの記憶は殆どなくて、どうすれば良いかわからないのだから。


「いや、名鳥さんから聞いたことがある。バベルの塔の中にいるビショップには、核となる部分があるのだと。それを破壊出来ればもしかして……」


「その核があるから、首を斬られても再生すると言うことですか? しかし気付きませんか? 再生する時以外にも、時々ビショップが緑の光に包まれているのを。果たして、核を破壊したとして、核が再生されない保証はあるのでしょうかね」


舞桜の言葉に、どうしても不安が過ぎる様子で大塚さんが唸った。
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