東京ルミナスピラー
再びビショップの、階段に腕を押し付けて破壊しながら振り抜く攻撃が迫る。


大塚さんと舞桜はビショップの身体を蹴り、後方に回り込むように移動したが、俺は階段から離れて空中を蹴り、上段へと移動する。


蘭子の光がビショップの腕を通り、背中の辺りで動きを止めた。


そこに蘭子が……核があるっていうのか?


しかし、ビショップは蛇のような下半身を柱に巻き付け、上半身は柱を背にしている。


普通に攻撃をしてもそこに届かないのは明白。


さらに言えば、どれだけダメージを与えようと再生されては意味がないのだ。


「一撃で決めるしかないな。だけど、それはつまり……」


柱とビショップに挟まれた場所で、下手すれば押し潰されてしまう。


いや、上手く行ったとしてもビショップの血をモロに浴びてしまうだろう。


舞桜が溶けた速度を考えても、あれを全身に浴びればPBSを開く間もなく溶けて消えてしまう可能性が高い。


どうすればいいと、ビショップを取り囲む仲間達に目を向けると……その中で一人、夕蘭が俺を見て小さく頷いたのだ。


俺が考えていることを何となく察してくれたのだろうか。


何かを仕掛けようとしているのが、その表情からわかった。
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