東京ルミナスピラー
タバコの煙をフゥッと吐き、ニヤリと笑って拓真を見た名鳥。


「考えてることは俺と同じみたいだな。恐らく、バベルの塔の中にいるビショップと繋がってるんじゃないか? 外で黒井が倒されても、塔の中のビショップが再生させる。塔の中のビショップが倒されても、外の黒井達が再生させるってわけだ」


眉間に皺を寄せて、どういうことかを少し考えた拓真は、理解したように口を開けて小さく頷いた。


「って、そんなの倒すのは無理じゃないすか! どっちが倒されても残った方が再生しちまうんでしょ!?」


「いや、だからさ。さっき篠田が言ってたことはあながち間違ってないんじゃないかってね。美空ちゃん、皆も聞こえてるだろ? 俺の予想はそんな感じなんだけどどう思う?」


名鳥の問い掛けに、真っ先に返事をしたのは篠田。


『わかってんじゃねぇか名鳥。俺の天才的な閃きが当たってたってわけだな? てことはだ。タイミングを合わせて一斉にぶっ殺せばいいわけだな?』


「概ね間違っちゃいないね。だけど倒すタイミングはある。時々、バベルの塔から光が伸びてるのに気付いたかい? その光が到達する前に、この黒井を倒しちまおうって話さ」
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