東京ルミナスピラー
「ありがとう。じゃあ行くぞ! 弥生の心を解放するんだ!」


右手に日本刀、左手にトンファーを握り締めて、歩道橋に向かって飛び上がった。


俺と同じく宗司も飛んで、蘭子は歩道橋に上がる階段の方に走って行った。


「クソガキがイキリやがって! 殺せ殺せ! この大和田様の恐ろしさを、世間知らずのガキに教えてやれ!」


まだ空中にいる時に大和田がそう叫んで、大勢の人達の雄叫びに身体が押し戻されそうになる。


「葵、お先に行くぜ! 俺の戦い方、じっくり見てな!」


そう言うと、武器をハルベルトに持ち替えて、まるで隕石のように人混みの中に急降下して行く宗司。


ハルベルトを群衆に突き付けて何人も貫き、着地点を切り開いて着地すると同時に、武器を横に振って斧刃で切断する。


近くの敵には、扱いやすそうな剣を取り出して斬り付ける。


運悪く、何度もあっさりと死んでいた宗司が、一人で大人数を圧倒出来るくらいに強くなっているのは……正直悔しくもある。


ふわりと舞った俺は、その一瞬の攻撃を見ていることしか出来なくて。


そんな俺に、四方から矢が射られる。


少し前の俺なら、慌てるだけでどうすることも出来なかっただろうけど……今は違う!
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