東京ルミナスピラー
迫り来る矢の群れを、トンファーと日本刀で弾きながら歩道橋に着地した。


瞬間、俺を囲む下っ端達。


「調子に乗ってんじゃねぇぞガキ!」


「テメェ、もしかして伝説の勇者気取りなのか!?」


「その首もらったよ!」


思い思いの言葉を吐いて、俺に向かって迫る人の波。


だけど、その中に弥生の三分の一の強さもあるやつは、ただの一人もいなかった。


コンビニの前で斬り伏せた五人と同レベル。


俺は弥生じゃないから、弥生が何を考えて真輝斗について行ったのかはわからない。


いいように利用されて、ボロボロになりながら、最期は敵である俺に、解放してくれと頼んだ弥生。


何か一つでも、俺達の行動が違えばこの未来は変えることが出来たのかな。


なんて考えながら武器を振って、目の前の人達を次々に倒して行く。


光の粒が、俺の周りを照らして眩しいくらいに。


命の灯が舞っているのだと考えると、幻想的な光景に思えてしまう。


「うひょほっ! もらったぜクソガキッ!」


俺の背後から飛び掛かって来た男が、両手持ちの剣を振り下ろした。


その両手剣の範囲から逃れる為に飛び退いた場所の地面に、両手剣がめり込んだ。
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