東京ルミナスピラー
コンビニの前でも、今も、強い人と一緒にいるから自分まで強くなったような錯覚に陥っていたのだろう。


あたかもそれが、自分の強さであるかのように。


トンファーで鎌を受け止めた俺は、素早く横にトンファーを振るって、真輝斗の下顎を吹っ飛ばした。


次の攻撃なんてさせない。


コンビニの前で戦った時から、これくらいの力の差があったのに、こいつはそれを理解しようとしなかったんだ。


「はが……はがはが……あがーーーーっ!」


痛みで気が狂いそうなのか、吹っ飛ばされた顎を見て、苦悶の表情を浮かべた。


血を飛び散らせながら、涙を流して回復する為にPBSを開く。


鎖から解放された日本刀。


そして目の前には無様な真輝斗。


必死にPBSを操作し、回復したと同時に俺を睨み付けた。


「テメェ許さねぇ! 絶対に許さねぇ! この痛み! 何倍にもして返してやる!」


顎が元に戻り、涙を流しながらそう言った真輝斗に、日本刀を振り上げた。


「弥生は……俺の方が強いとわかって決闘したんだ。俺に解放してくれと頼んで。なのにお前は! まだ自分の力量がわからないのかよ! こんなやつの為に弥生は生きたのかよ!」
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