東京ルミナスピラー
「弥生はそれが幸せだったんだよ! 俺に尽くすことがな! クソガキがわかったようなこと言ってんじゃねぇぞ! テメェの攻撃なんざ、俺が受け止めてやるよ!」


鎖を両手でピンと張って頭上に掲げた真輝斗。


何か特別なスキルがあるのか、自信たっぷりの表情だ。


明らかに「振り下ろしてみろ」と挑発している。


「幸せじゃなかったから……俺に解放を求めたんだろうが馬鹿野郎!」


力が日本刀に集まる。


一撃必殺。


振り下ろした日本刀が真輝斗の鎖に触れた。


「勝った! 思い通りに動い……ぎゃはっ!」


真輝斗が何を考えていたかなんてどうでもいい。


結城さんの日本刀でさえ切断したこの一撃。


たかが鎖が耐え切れるはずもなく、まるで豆腐でも切るかのように刃が入り、真輝斗の胸から腹にかけて、縦に切り裂いた。


「あ、ああ……お、俺の内臓……い、痛てぇ! 痛てぇよ馬鹿野郎が!」


腹から零れ落ちそうになる内臓を手で押さえ、痛みと恐怖で小便を漏らす。


あまりにも惨めで情けなくて、こんなやつに弥生は尽くしていたのかと思うと、また虚しくなった。


「早く回復しろよ。そして二度と俺の前に姿を見せるな。次に会ったら今度はもう……」


と、そこまで言った時、それは起こった。
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