東京ルミナスピラー
「何か知ってるな? 何としてでも聞き出す! 俺はその為にここに来たんだ!」


「ほら見ろ! やっぱり回収に来たんじゃねぇかよ! ふざけやがって……そんなことさせてたまるかよ!」


キンキンッと鉤爪を擦り合わせて、もう話すことはないと言わんばかりに俺に飛び掛かった大和田。


「行くよ……母さん」


ボソッとそう呟いた俺は、トンファーを両手に持って大和田に向かって接近した。


振り下ろされる大和田の攻撃に、トンファーで合わせる。


右、左、そして右と、攻撃を弾くうちに、俺の攻撃速度が大和田の動きを徐々に上回って行く。


さらに、「連撃」の効果で、俺の攻撃を大和田が受け止め切れなくなって来た。


「こ、こいつ……どんどん強く……」


「うおおおおおおおおっ!」


攻撃を弾いた直後、裏拳気味に振り抜いた右腕。


トンファーが手の中で回転し、大和田の顔を捉えた。


パキッ!


いや……浅い!


何かが砕けるような音は聞こえたけど、致命傷ではない!


歩道橋の壁に、大和田の身体から離れた物がぶつかり、潰れる。


「は、はががっ! な、なんてことしやがる!」


それは、大和田の鼻だった。
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