東京ルミナスピラー
これは……大和田が俺達に向かって投げ付けているのか!?


何が起こっているのかわからないまま、次々と投げられて、宗司と俺に殺される人達。


中にはヤケクソ気味に武器を突き付けてくるやつもいたけど、その程度の速度では見切るのは容易い。


「大和田のやつ! 仲間まで道具扱いか! どこまでも汚いやつだ!」


「だったらお前らは何なんだ? 大量虐殺をして、正義気取りなのかよ?」


いつの間にそこにいたのか、投げ飛ばされる人達に紛れて、透明なままで接近したのだろう。


その声のする方を、俺と宗司が向いた瞬間。


大和田の姿が現れて、手から何か液体が飛んで、俺の目に入ったのだ。


「うおおおおいっ! 目潰しかよ汚ねえな!」


これは恐らく大和田の血。


目を拭えばすぐに視界は確保出来そうだけど、その一瞬の隙が命取りになる!


そう考えて、目を拭わずに声のした方に一歩踏み出したけど……何か違和感がある。


姿を現したとはいえ、大和田は余裕たっぷりに声を出した。


これじゃあ、自分はここにいると教えているようなものじゃないか。


相手は正々堂々と卑劣な手を使う大和田だ。


ここじゃない!
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