東京ルミナスピラー
その証拠に、前方から地面と靴が擦れる音が微かだが聞こえる。


一歩、二歩と、大和田は気付いていないのか、それが接近を知らせている。


さらに一歩今までとは違う、大きな音が聞こえた。


来る!


と、身構えたけど、大和田からの攻撃はなくて。


後ろかと、振り返ってみるけどそれも違う。


「なんだよこのチートスキルは! 消えられたらどこにいるかわからねぇじゃねぇかよ! 一体どこにいやがる!」


宗司が混乱気味に声を上げたその時だった。


「う、うわわわっ! な、なんだなんだ!?」


距離を取って、俺達を取り囲んでいた人の一人が宙に浮き、そして俺達に向かって勢いよく飛んで来たのだ。


「わわわわっ!」


何が何だかわかっていない様子の男に、宗司のハルベルトが突き刺さる。


邪魔だと言わんばかりに男を横に払い除け、地面に叩き付けると男は光の粒に変わった。


その一人だけじゃない。


「きゃっ! な、何これ! ちょっと、おしり触らないで……ひゃっ!」


「のわっ! ひいっ! や、やめて……」


男も女も関係なく、次々と宙に浮いて俺達に向かって飛んで来る。

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