東京ルミナスピラー
「ああっ! もうっ! 離れろ鬱陶しい! あんた敵を止めるためにここにいるんじゃないのかよ! だったら俺達がその敵だぜ! なんでその敵にベタベタしてるんだよ!」


「ちょっと待ってぇ! そうだったそうだった! 忘れてた! 僕は敵を止めるためにここにいたんだった! 教えてくれてありがとぉ」


……どうも調子が狂うな。


本気で言っているのか、それとも冗談なのかはわからないけど、俺が今までに出会ったどんな人よりもおかしな感じがする。


「じゃあ、僕が勝ったらプリティボーイサンドイッチで僕を挟んでほしいな。あ、プリティボーイ布団もお願いしていいかな?」


おかしなことを言いながら取り出したのは……フルーレ?


フェンシングで使う、あの細身の剣だ。


叩けば折れそうなその剣を震わせて、ミモザはやけに自信に満ちている。


「よっしゃ、俺達もやるぜ。プリティボーイサンドイッチとか布団とか嫌なら、あいつをぶっ殺すしかないぜ!」


ウォーハンマーを取り出して、武器破壊を狙っているのか。


それが出来そうなくらいに細く、弱々しく見えるけど……何か不気味な雰囲気を感じる。


トンファーを両手に持って、ゆらゆらと揺れるフルーレを見てそう感じた。
< 543 / 1,486 >

この作品をシェア

pagetop