東京ルミナスピラー
咄嗟に日本刀で受け止めた結城さん。


しかし、その威力の凄まじさに、一撃を食らう度に身体から後方に押し戻されて、攻撃に転じることすら難しい状態だ。


空中にいる俺は、その攻防を目の当たりにして身震いをした。


父さんとタケさんが戦った時は、あれでも本気だったと思うけど、明らかに速度も攻撃の威力もあの時とは比べ物にならない。


そんなタケさんは凄いけど、それを凌いでいる結城さんもとんでもなく凄い。


俺は……この二人に少しでも近付けているのか!?


日本刀を掲げ、溜めに入った瞬間、タケさんが何かを感じ取ったかのように顔を上げて右の拳を振り上げた。


エネルギーの塊が拳から放たれ、俺の腹部へと飛んでくる!


空中では避けられない!


「くっ!」


咄嗟に左手のトンファーを腹部に持って来て、その高密度のエネルギーを受け止めた。


瞬間、まるで爆発でも起こったかのような衝撃が腕に伝わり、それを完全に耐えきることが出来ず、俺は弾かれてビルの壁面に叩き付けられたのだ。


「葵っ! 攻撃を上手く逸らすんだ! まともに食らったら耐えられないぞ!」


「そ、そういうことはもっと早く言ってくださいよ!」
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