東京ルミナスピラー
凹んだビルの壁から脱出し、地面に着地した俺は、改めてタケさんと結城さんの戦い方に注目しながら日本刀を構えた。


なるほど、タケさんのパンチを正面から受け止めるではなく、刃を斜めに、後方に逸らしているような感じか。


「うっ! 凄い。あの連続攻撃の全てを、直撃を受けないように逸らしてる……それでも衝撃を殺し切れないのか」


受け流していても、押されているのはタケさんの攻撃の威力がそれほど強いということだ。


結城さんでさえタケさんの攻撃に押されるくらいだ。


俺がそんな器用なことを出来るとはとても思わない。


と、なれば方法は一つしかないな。


深呼吸を一つ、ピョンピョンとその場で軽く飛んで、タケさんに向かって駆け出した。


結城さんを攻めながら、タケさんは俺に一瞥もくれずに裏拳でエネルギーを放った。


超高速のエネルギーに、超高速で走る俺。


一瞬でも判断を誤れば直撃を食らってしまう!


かなり早めに避けたつもりでも、実際には直撃スレスレで顔の横に通り過ぎる。


的を絞らせないように、右に左に移動しながらタケさんに接近。


目の前に結城さんがいるというのに、俺にまで攻撃を仕掛けてくるのはさすがだとしか言いようがない!
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